KEN★のオンライン教室〜独学で合格を勝ち取る方法〜

中高一貫校の現役国語教師による、国語の参考書、問題集の紹介をしています。

古文の参考書・問題集

古文の学習は、次の順で行う。

 

①古典文法の基礎を確認する。

②古文単語を覚える。

③古典常識を覚える。

④読解問題を解く。

 

1.古典文法 

古典文法は古典の学習の中で最重要。文法事項がわからなければ、正確な訳は不可能です。まずは一冊、古典文法の参考書をやりこみましょう。

 

古文教室 古典文法編 改訂版 (超基礎がため)

古文教室 古典文法編 改訂版 (超基礎がため)

 

この本は、本当に古典文法の基礎をとても丁寧に説明しています。古典文法がまったくわからないという人におすすめ。ある程度わかっている人にとってはやさしすぎる。古典嫌いを克服したいという人向け。 

 

 

望月光 古典文法講義の実況中継(1) (実況中継シリーズ)

望月光 古典文法講義の実況中継(1) (実況中継シリーズ)

 

古文自学自習者に強くおすすめ。読み物系。予備校の講義を受けているような体験ができます。問題を解説していく形式で、受験学力を身に着けることができます。  

 

  

 「超基礎」と表紙にあるがウソ。内容は実は高度。応用力UPにはよい。荻野先生の文法解説は、入試に特化していて、説明が荒いと国語学の研究者からは否定的に扱われることもあるが、その分わかりやすいのも事実。説明が合う人にはおすすめ。

 

2.古文単語 

古文単語は文脈でその意味が変わるため、例文ごと訳を暗記するのがよい。

 

 

 最低限必要な単語に絞って、語源で覚えるタイプの単語集。まずはここに載っている230語を覚えきることから単語学習をスタートさせたい。 

 

3.古典常識

現代の常識からすると、古典の世界には、え?っと思うような習慣や、風習、つまり古典の世界の常識がある。これを理解しておくと、状況から文脈がつかめ、読解にかなり有利。

 

 実用レベルの古文常識参考書はこれしかない。文学部受験者は必読。古文常識を知っておくと、古文の読解が楽になります。